とろーりチーズのクロックマダム×トモカコーヒーが美味しすぎる理由
― チーズの溶ける匂いが、店内に広がる。
トモカコーヒーの「クロックマダム」は、今日も店内を幸せな香りに包んでいる。
クロックマダムとは、フランス発祥の軽食でカフェやバーなどで親しまれている。
クロックムッシュのバリエーションの1つで、パンにハムとチーズを挟みバターを塗ったパンで焼いたクロックムッシュの上に、
目玉焼きを盛り付けたものが「クロックマダム」である。
一説によると、クロックムッシュはカリッと焼きあげているため食べる時に音がして上品ではないことから、
男性専用の食べ物として定義されていたとか。
確かに食べにくそうであるが、食べにくいメニューほど美味しいのは言うまでもないだろう。
トモカコーヒーの看板商品でもあるクロックマダムは、他では食べられない味わいがある。
その秘密を、トモカコーヒーの店長にこっそり教えてもらった。
和食の有名店が監修!他では食べられない「クロックマダム」とは?
店長:
「実は、クロックマダムは器楽亭という久我山にある和食のお店に監修してもらったんです。
基本のホワイトソース、チーズ、卵のほかに岩海苔が隠し味に入っています。
岩海苔は、全体のどっしりとした濃厚さを和らげてくれるいいアクセントです。
かなり分厚いトーストですが、女性のお客様もペロッと平らげて下さいますよ。」
周りはカリカリ、中はふわふわのトースト。
卵の黄身をフォークで崩して全体に広げると、思わず涎がこぼれそうになる。
ひと口かじれば、口の中にどこか懐かしい磯の香りが漂ってくる。
フランスと日本の食材が絶妙なバランスで絡み合うクロックマダムは、ここでしか味わえない。
さらに、このクロックマダムはコーヒーと相性がバツグン。
エチオピア豆の酸味と香りが、濃厚なトーストを食べた後に口の中をスッキリさせてくれる。
濃厚さと爽やかさのバランスが絶妙な食べ合わせである。
そんなクロックマダムと1、2位の人気を争うトーストがある。
それが、こちらの「上原クラブサンド」だ。
店長:
「ランチセットでお出ししているトーストは、クロックマダムとこの上原クラブサンドの2種類なんです。
上原クラブサンドは、カニとアボカドをパンの間にたっぷり挟みました。
カニアボカドに使っている隠し味は、カニみそです。
カニみそを加えることで、味にコクが出るんですよ。」
言われてみれば、微かにカニみその面影を感じる。
居酒屋によくあるカニみそのような香りや味はしないが、単にカニとアボカドを混ぜただけの味わいとは違う。
代々木上原は、モダンさと下町の雰囲気が融合している街。
そんな街で、洋と和が見事にマッチしたクロックマダムを頬張るのはなかなか乙ではないだろうか。
天気が良かったら、パンとコーヒーをテイクアウトして代々木公園まで足を運び、青空ランチを楽しむのもいいだろう。
トモカコーヒーでしか味わえないクロックマダムと上原サンド。
是非一度、お試し頂きたい。
■ランチ情報 (ランチタイムは、11時~15時まで)
ランチセット 1,000円
2種類のメイン(クロックマダムor上原クラブサンド)から1つをチョイス。
他に、ヨーグルト、サラダ、ドリンクが付いてくる。