コーヒー発祥の地、エチオピアではコーヒーに砂糖ではなく塩を入れる!?

2018.01.30

エチオピアではコーヒーに塩を入れて飲む文化があることをご存知でしょうか?

「コーヒーに塩を入れて飲む」と聞くと、完全に邪道な感じがしますよね。
しかし、コーヒーの発祥の地であるエチオピアでは、伝統的にコーヒーに塩を入れて飲む文化があるのです。
エチオピアにはコーヒーセレモニー(テキストリンク挿入)というコーヒーの作法がありますが、そこでは2杯目のコーヒーには塩が必ず入ります。
甘いミルクや風味が変わるシナモンなどを入れてコーヒーの苦みをマイルドにすることに慣れている私たち日本人にとっては、ちょっと驚きの飲み方ですよね。

コーヒーに塩を入れるとどんな味になるのか?

では実際、コーヒー+塩の組み合わせはどんな味わいになるのか?
今回も、トモカコーヒーの店長に伺ってみました。

 
店長:コーヒーに塩を入れると、まずくなるどころか、酸味が和らぎます。
結果、まろやかで飲みやすいコーヒーになるので、酸味が嫌いな人にはおすすめのアレンジです。
塩を入れないコーヒーと飲みくらべると分かりますが、塩入りのコーヒーの味は全く別物に感じます。
これは塩の持つ“抑制効果”が働くからなんです。

 


塩の抑制効果・・・?中学校の授業で習ったような記憶が。
改めて、調べてみました!

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味には、「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」の5つがあります。
これらの組み合わせによって「抑制効果」「相乗効果」「対比効果」「変調効果」という味覚の変化が起こります。
例えば有名なのが、スイカに塩を振ると甘くなるといわれていますが、これは塩味のもつ「味の対比効果」によるものです。
この現象と同様、コーヒーに塩を加えることで酸味が和らぐのは、塩の持つ「抑制効果」が働くからです。
(参考:https://food-drink.pintoru.com/salt/how-to-use-salt/)


店長:実は、この「コーヒーに塩を入れる」飲み方はコーヒー発祥の地エチオピアでは一般的だそうです。
エチオピアのコーヒー豆は酸味が強いことが特徴で、そのままで飲むと酸味が強すぎたことから、
塩を入れて酸味を緩和する方法が編み出されたと言われています。

 

塩味と酸味という、一見喧嘩しそうな2つの味覚が合わさることによって一方の刺激を抑えるなんて、
正反対の性格を持つ夫婦みたいですね。
そして、大抵は気の強い奥さんが旦那さんを尻に敷いている…(笑)。


 

今回は、コーヒーに塩という、私たちには馴染みのない飲み方をご紹介しました!
いつもと違ったコーヒーの味を楽しみたい方は、是非試してみて下さいね。

因みに、加える量はカップ1杯(250ml~300ml)に対して、ほんの一つまみでOKです。
加えすぎると、塩味を感じてしまい風味も損なってしまうので気をつけましょう。